目白蕪木「ちょいと失礼」

映画や本や趣味などを失礼ながら好き勝手に綴ります

将棋の子 ふたたび

将棋の子

 

感動が深い

 

もちろんノンフィクションであるし、実話ならではの迫力が凄い

 

どんな世界にも厳しさや大変さは存在するが、奨励会ほどの過酷さはどうだ

 

幼少期から将棋一筋で25歳までやってきてプロになれない、つまり将棋(対局)でメシを食う道を閉ざされる

 

この自分自身に対する無力感や情けなさ、挫折の深さは想像に余りある

 

ただ一つ

 

この本に書かれている受け売りだが、だからこその希望があると

 

将棋そのものは楽しいものであり厳しいものではない、そして自分たちが将棋に献身したそのことそのものを誇りと思うようになる

 

奨励会を去って行った者たちがそういうことに気づくのには時間を要する

 

でもその時間と経験そのものが宝物だったと気づくときがくると

 

希望の物語なのだ