最近の傾向
最近の若者は集中力が落ちているらしい
スマホの影響ともいわれているようだ
スマホの画面を長時間見続けていると当たり前だが目が疲れる
目が疲れれば集中力が落ちるのは当然といえば当然である
しかし数年前から自分はある傾向を感じていた
それは圧倒的な情報量を処理するスピードが必要な社会に対する人間としての反応の変化だ
たとえば自分がビジネスマンであったちょっと前、一日に来るメールは少ない時で50通、多いと100通を超えていた
すべてをきちんと読んで対応していたらメール処理だけでも一日は終わらない
そこに会議や打ち合わせなどが分刻みで入る
予定がブッキングすることなどしょっちゅうだ
優先順位を考えることさえままならない
ではどうしたか
判断のスピードを上げるしかないと思った
いわゆる即断即決というやつだ
たとえばメール
表題を流し読みしどの程度の重要度かを即断しその場で処理する
会議や打ち合わせは会議設定者に半分の時間にするよう指示する
一案件にかける時間を短くするしか方法はないのだから
要は本当に必要なものに時間をかけられねばならない
そぎ落とさねばならない
今の若者がスマホから得る情報量も半端ないだろう
じっと全てを読む時間などない
流し読み一瞬で自分に必要か、興味があるかなどを判断する癖というか能力というか
そのような情報処理に慣れてきているのではないだろうか
自分もそうなってしまっている
映画などは最初の15分で判断する
最初の15分でこれはと思えなければすぐ止め、録画であれば消してしまう
なかには中盤から盛り上がる良い映画もあるだろうが、あくまで私見で恐縮ながら最初の15分でダメな映画はほとんどダメ(だった)
将棋でいえば(おかしいが)序盤をいい加減に戦うと負けが決まっているようなもんだ
マンガの人気が出る背景にも同じようなことが言える
マンガは基本一話ずつの構成になっている
スマホで読むのに最も適した形態だ
ちょい読みというやつだ
小説などもその傾向にある
ネット小説に適するのは短編であり一話構成だろう
本が売れないわけだ