目白蕪木「ちょいと失礼」

映画や本や趣味などを失礼ながら好き勝手に綴ります

将棋指し 米長邦雄

続いて米長邦雄

 

何度も中原名人に挑戦して敗れ、最後の最後で名人を獲得した大棋士

 

面白い話が一杯ある超魅力的な将棋指し

 

男ばかり4人兄弟の末っ子で兄3人がみな東大に進学した

 

記者かだれかに、あなたはなぜ東大に行かず将棋指しになったのですかと聞かれ

 

兄はバカだからと答えた

 

これは超有名な話だが、実は真偽のほどは明らかではない

 

たしか何かの本で米長邦雄はおれは言ってないと書かれていたように覚えている

 

でも彼ならいかにも言いそうだから面白い

 

他にもある

 

将棋教室か何かに来ている学生さんの母親が就職の相談にきて

 

将来のためにも安定した良い企業に就職させたいがどこがいいと思うかと聞かれ

 

それなら、一番は新興宗教の教祖、次は詐欺師と答えたとか

 

米長邦雄独特の感性なのだろうがもちろん本音は将来のことなんぞ分かりませんよ

程度の意味だったと言われている

 

あと、ストレスが溜まるとラスベガスに行ってギャンブルし、大浴場の床にスッポンポンで寝転び「お〇〇こー!」と大声で叫ぶのだそうだ

 

まあこれも真偽のほどは定かではないが

 

中原名人と並んで一世を風靡した人だった

 

ところがだ

 

これも河口俊彦氏によると晩年、つまり名人を羽生善治に奪われA級を陥落した後のことになるが

 

少しずつ変節していったようだ

 

将棋指しというのはある意味強く勝っていればこその華であって負けが混んでくるとそれはそれはなんだか嫌な人格になるそうな

 

でもそれも含めて人間らしいしある意味率直で純粋であるともいえる

 

最後に

 

かの有名な?中原名人と浮名を流した林葉直子女流棋士は米長門下であるが、彼女が女流名人をとったときの就任式で師匠の米長邦雄は挨拶に立ったがなんとそこで

 

彼女に破門を言い渡したのだ

 

???という話であるが1984年に将棋マガジンに掲載された米長邦雄林葉直子に宛てた手紙の内容があるのでそこから類推すると

 

彼女の将棋に対する姿勢や私生活の乱れなどが破門となった遠因と思えるのだ

 

女流名人を取ったとはいえ、本来は奨励会に入っていて男と同様の女性初プロ棋士を目指していた林葉直子が、しっかり修行に打ち込まずダラダラしているのを叱っている内容になっていてこのままなら破門すると書いている

 

となると林葉直子の将棋の才能は大したものであるとも言える

 

当時としては美形でもあるし華があったことは間違いない

 

融通無碍で奔放な米長師匠ならよしよしと言いそうなものだがさすがにこと将棋になるとそうはいかないのだろう

 

もう一つ

 

彼女が出版に際してお世話になった人に挨拶に行かなかったことに対して、感謝も出来ない人間はダメだというようなことも書いている

 

いずれにせよ、将棋の修行に身が入らず、人としての大切は振る舞いも出来ないのであれば許せんということか

 

しかし就任式の挨拶で申し渡すというのが米長邦雄らしいといえばらしいか

 

いやあ面白い