目白蕪木「ちょいと失礼」

映画や本や趣味などを失礼ながら好き勝手に綴ります

藤井総太棋士の選択

藤井総太 言わずもがなの天才棋士

 

すでにタイトルは2冠で、段位は八段

 

順位戦ではB級2組を全勝で突破し来期はB級1組

 

いよいよA級が見えてきた

 

河口俊彦さんの書によると、B級1組というのはなんとかの棲み処で、下から上がってくる名人候補のような強い者はとっとと勝ち抜けさせてA級に押し上げるんだそうだ

 

なぜならいつまでも居られると困るかららしい

 

一方、弱い者はみんなして徹底して叩く

 

これはイジメるという意味合いではなく、一人負けにして勝ち星を稼ぐという意味だ

 

要するにB級1組(いわゆる七段)という場所は、対局料もそこそこ高く(A級の七掛け)世間的にも見栄えがいいので居心地がいいらしい。

 

強い者を上げ、弱い者を叩く

 

それがB級1組にながくいられるコツだとか

 

とすると藤井総太2冠はあっと言う間、つまり一年でA級に上がるだろう

 

A級の面々はびくびくしているに違いない

 

それにしても彼はどこまで強くなるのか

 

へんな例えだが優良企業の株価みたいだ

 

大きく伸びる会社の株価はもう上がらないだろうと皆が思ってからさらに上がっていく

 

常識を超えている

 

常識人が常識を超えた人を評価などできない

 

去年、彼はもう一皮むけたと言われている

 

強かったがさらに強くなったと

 

超超優良企業だ

 

テスラみたいなものか

 

その彼が高校中退を選択したという

 

昔の将棋界には学校の勉強などするものではないとされていたそうだ

 

将棋の邪魔になる

 

棋士の中原名人が中学校でトップクラスの成績を取ったときなどは師匠の高柳八段は叱ったそうだ

 

クラスで40人いたら、35番とかで十分だと

 

要は落第さえしなければ良いというわけだ

 

凄い話だ

 

逆にいえばそのくらいでないと将棋指しでは一流になれないという意味だ

 

二足の草鞋では無理

 

藤井総太2冠はそれを知っている

 

だからこそ高校を中退した

 

対局で多忙を極め学業がおろそかになるなんて話ではない

 

もともと一生を将棋に捧げるつもりなのだがその意思を明瞭に示しただけだ

 

常識人には通用しないし理解もできない

 

そんな世界に住む特別な人なのだ