8番目の男
面白かった
相当脚色されている印象はあったが
確かに実話仕立てではドラマ性に欠けるようにも思うのでそれはそれでいいのだろう
ただ陪審員の要望による実況検分などが行われたのが真実ならやはり興味深い
やるなあ韓国と言ったところか
日本ではちょっと考えにくい
それだけ硬直しているような気もする
コロナ流行で世界の国の様々な違いが明らかにされてきたように思う
やはりアメリカの底力
中国の強権
台湾の意思
ニュージーランドのトップの徹底力
翻って日本だ
いい意味でも悪い意味でもムラ社会なんだなあと感じさせる
全てが合意に基づく
独断専行は許さない
しかい一方で強いリーダーシップを求めたりもする
不思議な国民性だ
昨晩、NHKだったと思うが、フランスから来て武豊の記録を塗り替えた天才ジョッキーを取り上げていた
元?嵐の相葉くんがインタビュアーだった
印象的だったのは3つ
その天才ジョッキーがG1レースで、予想もしない位置から勝負をかけ優勝したことに対し本人は、その決断を恐れなかったと言ったこと
次にそれを聞いた武豊が、恐れなかったのが凄い、勝手に動いたら叱られるみたいなことを言ったこと
最後に、相葉くんが何度も刺激を受けたと語ったこと
武豊と相葉くんはやっぱり日本人の感覚で、フランス人ジョッキーは個人の自由を重んじる国の感覚なんだと
面白いのはフランスなどは、強硬なロックダウンを繰り返していて市民が反発もしているのだが、それでも国の裁量権の自由度も個人の自由と同じように認めているのだろう
日本は個人の自由も我慢するが国の自由も制限する
話が脱線したが
面白い映画で陪審員それぞれのキャラもうまく描いていたし、韓国映画お得意の犯人とされる家庭環境の悲惨さなどもレイヤーのように活かされていて良かったのだが一点だけ
日本語タイトルの「8番目の男」はいただけないかな
もうちょっと良いタイトルはなかったかと少しばかり思ってしまった