ちょいとしつれいします

映画や本や趣味などを失礼ながら好き勝手に綴ります

2023-06-29から1日間の記事一覧

限りなく透明に近いブルー

ドラッグとセックスと暴力に塗れた米軍基地の若者を描く 唯一無二の典型の小説 ただ作者の村上龍の体験そのものかといえばどうだろうか 「見た」ことは間違いないだろう もちろんそれで良い 日比谷でのガードマンへの暴力とラストの方でなんとかという男が左…

龍は眠る

宮部みゆきの作である 前回読んだ白夜行と同じく文量の多い作品である なんだか似ている どちらも心の闇、つまり世間に理解されない痛みみたいなものを描いている と言ってもどちらもさして重くもなく、表面的に過ぎないのが残念である サイキックなる二人の…