ちょいとしつれいします

映画や本や趣味などを失礼ながら好き勝手に綴ります

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

不審者

伊岡瞬氏の著作 面白かった・・・が 結末ありきで読者を引っ張っていく感じが強くて、読後感がスッキリしなかったかな 実父のDVというか性的虐待というか、心の傷が原因でその後の人格形成に支障をきたし、事件を起こすというストーリーはありがちだけど、そ…

ショートスカートガール

なんと60歳以上限定での新人発掘プロジェクトで賞を取った作品らしい ジャンルはミステリーで公募している 本作品はどちらかというと、サスペンス+純分学のような描き方がされている やむを得ずミニスカートになったスーツを履かざるを得なくなった主人公が…

ドントウオーリー

風刺漫画家であるJ.キャラハンをモデルにした実話 アルコール依存症から立ち直る経過が回想によって紡ぎ出されていく 心に深い傷を負った人々が描かれる 人を許し、自分を許すことでアルコールからの依存を断ち切る 確かにアルコールを求めてしまう根源を見…

バルーン

ドイツが東西に分裂していた時の実話 東ドイツから西へ気球で脱出する家族の物語 面白い もしあれを小説にしたら、きっと嘘だとか、リアリティがないとか言われそうだな 二度とも落下するが二度目には国境を越えるんだから どれほど逃げ出したかったか やは…

眉山

古い映画だが、面白かった なにより宮本信子の演技が光る それに御涙頂戴になっていないのが良い ストーリーはシンプル、多少の恋も交えつつ、主人公の生い立ちを浮かび上がらせていく ずっと抱えていた、自分勝手な母親への反発と疑問 そして母親自身がずっ…

愛がなんだ

角田光代さん原作を映画化 恋愛ものとタイトルからして、こりゃあかん、ついていけんと思ったが、結構面白かった まず感想は、若い人が書いたものではないと思って、角田光代さんを調べたら、やはりそこそこの人生経験豊富(であろう)方だった 書評や映画の…

青くて痛くて脆い

住野よるさんの小説を映画化 あまり期待しないで観たが面白かった あのような青臭い理想論や現実とのギャップに自分の姿を投影するのは若い頃にはありがちだなあと ただモアイという同好会?がちょっと現実離れしてしまった印象があって、あのリーダー格の男…

田原総一郎さんと下重明子さんの対談「就活も断捨離もくだらない」

ネットニュースで、お二人の対談記事を読んだ 記事のタイトルは「就活も断捨離もくだらない」と田原さんゆえか、少々過激な感じ 要は、暇な老人が、週刊誌などに煽られて、やらなくても良いことをやらされているという趣旨で、終わるとか大事なものを捨てる…

ノマドランド

アメリカの大地を流離う人々を描いたロードムービー フランシス・マクドーマンドがアカデミー賞主演女優賞に輝いた 他にも作品賞や監督賞も取っている アメリカ国民にはどこかに放浪への憧憬があるのかもしれない 楽しいことはいつも外にある 旅立つものと残…