ちょいとしつれいします

映画や本や趣味などを失礼ながら好き勝手に綴ります

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

9人の翻訳家 囚われたベストセラー

WOWOWで観た まずまず楽しめた どんでん返し的なサスペンス映画の一つだろう 少し展開が遅いのと難解かなとは思うが秀作ではある どちらかというと映画より小説向きの内容かな つまり映像化にはあまり適さない 主人公の心象風景が最も重要だから 勉強にはな…

将棋指し 米長邦雄

続いて米長邦雄 何度も中原名人に挑戦して敗れ、最後の最後で名人を獲得した大棋士 面白い話が一杯ある超魅力的な将棋指し 男ばかり4人兄弟の末っ子で兄3人がみな東大に進学した 記者かだれかに、あなたはなぜ東大に行かず将棋指しになったのですかと聞か…

将棋指し 芹澤博文

その昔、大橋巨泉氏のクイズダービーだったかと思うが、芹沢名人という愛称で呼ばれた将棋指しが芹澤博文である 将棋指しではなく芸能人と勘違いしていた人も多いかと思う 天才肌の棋士で、酒、ギャンブルなど何でも来い 話術も洒脱で棋士の中では抜群の知名…

最近の傾向

最近の若者は集中力が落ちているらしい スマホの影響ともいわれているようだ スマホの画面を長時間見続けていると当たり前だが目が疲れる 目が疲れれば集中力が落ちるのは当然といえば当然である しかし数年前から自分はある傾向を感じていた それは圧倒的な…

升田幸三の孤独

河口俊彦氏の升田幸三の孤独を読んだ 人間味溢れる棋士、というより将棋指しと言う方が当たっている 自分の大好きなひとたちだ どこか破滅的な匂いがする 自分にもそういうところがあるのだろう 惹かれる もともと将棋というゲームには賭けるという要素があ…

将棋の子 ふたたび

将棋の子 感動が深い もちろんノンフィクションであるし、実話ならではの迫力が凄い どんな世界にも厳しさや大変さは存在するが、奨励会ほどの過酷さはどうだ 幼少期から将棋一筋で25歳までやってきてプロになれない、つまり将棋(対局)でメシを食う道を閉…

筒美京平氏を知った

齢80にして逝去された筒美京平氏のことを初めて知った 凄い作曲家だったんだな ニュースで見たが自分の作りたいものより売れる(ヒットする)ものを作るという 言葉だ 作りたいものが出来た喜びより売れる喜びを取ったというような表現 これぞプロの面目躍…

ホテルムンバイと山田洋次と池波正太郎

ホテルムンバイ いやあ面白かった 2018年の映画らしい いつもWOWOWでしか見ないからちと古いんだこれが 最新作を映画館で見られない なぜなら映画館に行けないからだ これには自分の側と映画館側の両方の事情がある 自分は2時間とかをじっとしてられな…

将棋の子を読んで 3

陣屋事件をその後もう少し調べてみると、升田幸三八段が第六局を指さないで済ませようとしたと言う推論は今の主流らしいことがわかった やっぱり凄いな 次の話 これは自分が凄いと思っていることだ 自分が本格的?に将棋を始めたのは会社に入ってからだった …

将棋の子を読んで 2

陣屋事件 改めて調べてみると1951年の話だ 毎日新聞主催の第一回王将戦で、木村義雄名人・王将(前年まではノンタイトル戦)に 升田幸三八段が挑戦した 陣屋事件の前に大きな出来事がある これもこの事件の前触れになったかもしれない出来事だ 王将戦で…

将棋の子を読んで 1

自分は直接にプロ棋士を知っているわけではない つまりこれから書くことはほぼ書籍の受け売りだ まず持って前提として何が凄いかの定義は、よく言われる記憶力やプロになる厳しさと言ったものではない 自分の目から見て常人離れしている言動や行動を凄いと思…

奨励会 将棋の子を読んで

今年初めての投稿だ 新たな年を迎えたが、特に変わらない 初めてと言えば、正月に実家に帰らなかったくらいか あと年末には常に夫婦以外に娘がいたものだがとうとう大晦日も二人きりだった さすがに一抹の寂しさは感じたがこれも慣れるのだろう お袋が80歳…

喜多川泰氏 運転者を読んで

喜多川泰氏の運転者と言う本を読んだ アマゾンで何かの拍子に見つけて興味を持ったからだった 運を転ずる者 タクシーの運転手が、乗客の運を転ずると言う話だ メインテーマはいわゆる「カルマ」である それをより平易に誰にも分かりやすい表現で描いている …