ザ・ゴールドフィンチ
幼少期に美術館のテロで母を亡くした少年が一枚の絵を巡る様々な出会いと別れを通じて成長する物語
服の上から背中を掻く感じと言った方が良いかな
決して悪い作品ではないがもう一つ物足りない
幕内弁当になってしまったからかもしれない
まず持ってメインテーマが分かりづらい
少年の成長がそうなのだろうがどうも成長した感じが乏しいのだ
リアリティを追求したら確かに現実としてはあんな感じなのだろう
それと原作を読んではいないが、本で読んだ方が良い典型的なタイプの映画だと思う
プロットが複雑すぎて忠実に再現しようとするが余り長時間になってしまったかな
そのくせラストにくる旧友にあって絵を取り戻そうとして人を殺すみたいな展開もちょっと無理があるというかこのくらいのアップダウンを持ってくるならもっとドラマチックな展開にすべき
やはり小説だな