ちょいとしつれいします

映画や本や趣味などを失礼ながら好き勝手に綴ります

眉山

古い映画だが、面白かった

 

なにより宮本信子の演技が光る

それに御涙頂戴になっていないのが良い

 

ストーリーはシンプル、多少の恋も交えつつ、主人公の生い立ちを浮かび上がらせていく

ずっと抱えていた、自分勝手な母親への反発と疑問

そして母親自身がずっと抱えていたであろう、後悔と葛藤

そのあたりの画像表現は見事

そこに、献体を織り込み、母親の生き様をさらに際立たせる

 

ただ若い歌手とのくだりがあるが、祭りでの回収含めて、あれはいらないかも。

 

ああいう映画がもっと出来たら嬉しいな。