シンクオアスイム いちかばちか俺たちの夢
2019年のフランス映画
スウェーデンの男性シンクロナイズドスイミングチームの実話が題材のようだ
相当脚色はされていそうで、少し作り込み過ぎたかと思わないでもないが、面白い
中高年の男(たち)が生き甲斐を見いだせず無為な生活を送るが何かをキッカケに前向きに生き始めるというテーマは他にもいくつかある
女性目線では分からないし、若者からも支持されるかどうか分からないが、我々おっさん世代には共感を呼ぶ内容になっている
群像劇っぽく描いていて、7人?の男のうちの主に4人と2人の女の人生劇場が展開する
シナリオは非常によく作られていて展開を飽きさせない
難点は先読み出来てしまうことくらいかもしれない
つまりそれぞれの問題を抱えた人たちという設定が少しありきたりに感じてしまうのだ
それは欲張りすぎかな
上下の振幅がもう少しあるとさらに心には響きそうだ
例えば、アルコール中毒の女性コーチが酔って交通事故で亡くなるとか
いやそれはないか
全編を通じてのフランス映画ならではのユーモアとペーソスがふんだんに盛り込まれているのがこの映画の良さなのだから
ああ、面白かったとはなるし見終わって清々しい気持ちになる良作
同じくらいのオヤジにはぜひ見てと勧めたくなる