エルデンリングさらに続き
とうとう最後のボスに来た
まずはラダゴン戦
ティシーを使うとかろうじて勝てるレベル
でもここはソロで勝とうと決めた
何百回やられただろう
YouTubeで攻略動画なんかもたくさん見た
最初のうち、歳のせいで反射神経が鈍っていると思ったが、何度もやるうちに、ちょっと違うぞと思った
もちろん反射神経も落ちてはいるのだろうが
最大の自分の弱点は、相手の攻撃に慌ててしまって、ボタンを押しすぎることにあると気づいた
大きく2つある
1つはローリングを必要以上にしてしまう
そのために反撃するタイミングを逸する、あるいは、無駄にスタミナを消耗するので肝心な時にローリングができない
もう1つは、敵のアクションをしっかりと見切れない
いくつかあるボスの攻撃パターンに対し、いつの間にか、回避するか攻撃することだけに必死になってしまい、肝心のボスの動きが見えていないから、やはり攻撃を喰らいやすく、同じような攻撃で何度もやられてしまう
いずれにせよ、これはやっぱり衰えだろうかと思ったりする
こんなアクションの難しいゲームを還暦過ぎたオヤジが若い人と同じように立ち回るなどやっぱりできるわけがないのか、と落ち込み、諦め掛けること数知れず
でも思い直した
ここで諦めてはいけない
自信をなくすだけで何の意味もないと
たかがゲームだがされどゲーム
どれだけ時間がかかろうが、何千回もやられようが、必ずソロで勝ってやると心に決めた
上手な人の立ち回り動画を何度も何度も見て目に焼きつける
目がチカチカしてくるほどだ
僕の使っているゲームキャラは、技量マンで、どちらかといえば人気のないタイプになる
侍がかっこいいなと初めてしまったためにこのようになってしまった
でも今更戻れない(産まれ直しというシステムで本当は変えられるのだが)
最後まで技量戦士として戦うと決め、武器も、神肌剥ぎ+氷槍である
信仰だけは上げてあって、黄金樹に誓ってかな、それを使えるようにしてある
でも実際いろんなバフをかけてもあんまり変わらないような気もする
なので、とにかく数をこなそうと、カニだけ食って何度もアタックを繰り返す
相変わらず、ローリングを2度続け様に押してみたり、肝心のバックローリングがうまくできず、攻撃を喰らってしまう
ただ、やっているうちに、敵がジャンプして槍を投げる攻撃だけは、ほとんど喰らわなくなった
あと、右手の武器をディレイして振り回す時とジャンプして叩きつけてくる時も回避できるようになった
最大の鬼門は掴み攻撃で、10回中9回はどう逃げても掴まれてしまう
こいつは三連攻撃になっていて喰らうと体力のほとんどを持っていかれる
とにかく体力回復を優先させ、ローリングして攻撃できるタイミングでも、体力次第では回復に努めるようにした
攻撃は主に戦技の氷槍
これは当たれば結構なダメージを叩き出すが、ラダゴンの野郎(女かも)は嫌なことに左手でパンと払ったりしてほんの少ししか効かない時も多い
言うなれば持久戦だ
そして繰り返すこと3日目の夜、それは昨日の夜のことだ
とうとう勝った
勝ったのだ
それもソロで
勝因を分析すると、突き詰めて言えば自分の得意な戦い方に持ち込めたことに尽きる
色々な攻略方法では、距離を置くなとあった
遠距離攻撃が激しいからというのがその理由である
それを僕は守って、なるべく近距離で戦おうとしてきた
しかし、例の掴みとか、バックローリングのタイミングの下手な僕は、攻撃を喰らってしまう
そこで、とにかく回避を優先し、遠くに離れるとジャンプ槍攻撃が来るが、それを回避するのは得意なので、中遠距離での戦い方に変えてみた
幸い氷槍はある程度距離があっても届く
すると今まではせいぜいラダゴンの体力を半分、よくて6割くらいしか削れなかったのが、もう少し削れるようになってきた
そして、とうとう7割程度削れた時、僕は、バリアの霊薬を飲んだ
何度かうまく回避し、2度ほど氷槍を当て、残り10%程度の体力になった時、ここが勝負どころと踏んで一気に近づき、神肌剥ぎを振り回した
そして勝った
夜も10時を回っていたが、勝った!!!と大きな声で叫んでしまった
カミさんに叱られるかと思ったけど、彼女はパチパチパチと3回拍手してくれた
いやあ嬉しかったなあ
歳は取っても時間をかけて粘り強くやれば出来るんだ
まだまだ老けたなんて言ってちゃだめだなと思った
昨晩は興奮してずっと眠れなかった