星新一氏
僕は星新一氏の作品を読んだことがない
カミさんを含め周りに聞くとほとんどの人が読んだことがあるにも関わらず
そのカミさんが録画したBSでの氏の短編を映像化したものがあっていくつか見た
面白いしよく出来ている
先日の、表情を作れるAI整形のような話は特に面白かった
完全に僕のヨミを裏切り、その先へ行った
あれが一流の条件だと思った
短いストーリーの中に、多くのものをさりげなく入れ込める
簡単に紹介すると、主人公の女性は、いつの間にか自然な笑顔を浮かべられない人になっていて、何とかしようと、法的に規制されている表情を自在に作れるAI機能で整形を受け、自分の思いのままに表情を作り、とうとう運命の人に巡り会う
何度かデートを重ねいよいよと言う時、肝心の機能がエラーを起こす
すると目の前の人が、実はと言い出す
僕はこの人が主人公と同じAI整形を受けた人かなと思った
ところが、その人は、AI整形を摘発する刑事?だった
その場所はその機能が働かない妨害電波があるような場所だった
その刑事は主人公にあなたにはそんな機能はいらないといい二人はダンスをする
このダンスが効いている
こんな展開にすることが素晴らしい
やっぱり天才なんだろうと思う