改めてSekiroを語る
還暦過ぎたジジイでもクリアできたし、こんなに面白いゲームは他に知らない
ダークソウルやエルデンリングもやったけど違う面白さがある
一言で言えば、できるようになる面白さ
いろんなところで書いてあるから間違いないと思うけれど、やっているうちに自分が上達するのを実感する
つまりなんとか敵を倒すために武器や自分の力を上げたり、戦法を考えるという今までの死にゲーではないのだ
純粋に自分のスキルがものを言う
こう書くとやっぱり難しいと思われそうだけどそれは違う
多分人間である以上誰もが持つ「慣れ」なのだ
それを絶妙なレベルで取り入れた神ゲーだと思える
ずっと前になるけど、バッティング練習場で僕が120キロくらいのボールに手こずっている横で、140キロの速球を軽々打ち返しているおばさんがいた
要は「慣れ」て「見えて」いるのだ
Sekiroも同じ
最初は敵の動きが速過ぎて全く見えず、あっという間にやられる
それを繰り返していると、少しずつ敵のモーションだったり、この次はこれがくるとかがわかってくる
弾きもそう
一見、難しそうではあるけれど、相手の腕や手、もしくは剣の切っ先とかをよく見ていると、どのタイミングでボタンを押せば弾けるのかが分かってくる
そしてここが肝心なのだが、見えてくると「余裕」が生まれるのだ
余裕というものは恐ろしいもので、なんと相手の動きがゆっくりにさえ見えてくる
余裕を無くして慌てていると何も見えないでただ闇雲にボタンを連打したりする
それほど余裕はすごい
多分これって人生と同じなんじゃないかと思うくらい
試験とかね
一生懸命勉強して自信があると余裕が生まれる
余裕があれば何も慌てない
じっくり深く考えられるから自ずと正解にたどり着く
そんな人間の本質を突いたこのゲームは本当に凄い
僕はクリアしたゲームをもう一度やったのはデイズゴーンくらいかな
あれはゾンビの大群をどういう違った方法でやっつけるかが楽しくてもう一度やってみたくらい
Sekiroは二周目を始めた
一番最初に御子様を連れて、一心と最後に戦ったススキの原っぱに行くのだけど、本来ならあそこでやられてゲームがスタートするのに、僕は何と葦名弦一郎を倒してしまった
2本ゲージがあって、ほとんど下段とか見切りをやってこないにも関わらず
そのくらい強くなってて自分で自分が驚いた
ちなみに忍殺してどうなるのかなと思ったら、結局、生き返ってゲームは進んだけど、その時の弦一郎のセリフが
「卑怯と思うなよ」だって
笑った笑った
多分ゲーム史上に燦然と輝く唯一無二の神ゲーだろう